春の星座をご紹介 | 富士見台高原ロープウェイ ヘブンスそのはら

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2023.04.10

春の星座をご紹介

皆さんは春の星座といえば何を思い浮かべますか?



今回は星空鑑賞初心者の方こそぜひ読んでいただきたい星座の話。

春の星座や星・宇宙にまつわる豆知識をご紹介します!

星座が分かるとただ見ていただけだった夜空が少し変わって見えてくるんです!

これを読んでからナイトツアーに参加すると、星空解説がより楽しくなること間違いなし!

ぜひ読んでみてね。



【月に関する豆知識】
今回は”月”に関する豆知識をご紹介したいと思います。

(季節によって紹介している豆知識が違うのでぜひ他の話も読んでみてね)

満月には呼び名がある?ー

月に1回満月がありますが、その月の満月にはそれぞれ名前がついているのをご存じですか?

12個の満月の呼び名はアメリカの先住民が、農業や漁業、狩猟の目安として考えられたといわれています。日本人の私たちからすると、聞いただけではイメージが湧かない名称もあるかも・・・?


 

さっそく紹介していこうと思います!

1月 ウルフムーン・・・オオカミが空腹で遠吠えをする頃

2月 スノームーン・・・大地が雪に覆われ、狩猟が困難になる頃

3月 ワームムーン・・・土から虫が顔を出す頃

4月 ピンクムーン・・・フロックスというピンクの花が咲く頃

5月 フラワームーン・・・花々が咲き乱れる頃

6月 ストロベリームーン・・・イチゴの収穫が最盛期を迎える頃

7月 バックムーン・・・雄鹿の新しい枝角が出てくる頃

8月 スタージョンムーン・・・チョウザメ漁が最盛期を迎える頃

9月 ハーベストムーン・・・とうもろこしなどの作物を収穫する頃

10月 ハンターズムーン・・・狩猟を始める頃

11月 ビーバームーン・・・ビーバーが巣作りをする頃

12月 コールドムーン・・・冬の寒さが厳しくなり、夜が長くなる頃

どうですか、聞いたことある名前はあったかな。

私はお祭りムーンとか桜ムーンとか、日本ぽい名称もあったらいいなと思いました。
(勝手に作ろうかな!笑)

みんなもぜひお友達に話してみてね。



さてここからは春の星座をいくつかご紹介したいと思います。

【春の大三角】


うしかい座の「アークトゥルス」、おとめ座の「スピカ」、しし座の「デネボラ」の3つの一等星を結んだ線を、「春の大三角」と呼びます。

ちなみに、北斗七星の柄の部分の一番端の星(7番目の星)と、うしかい座の「アークトゥルス」、おとめ座の「スピカ」を繋いだ線を「春の大曲線」と言います。

春ならではのおすすめの図形なのです。どれも見つけやすい星なので、北斗七星が分かればすぐ見つけられます。

 

【おとめ座】


もう一つ、春の星座で有名なのがこちらの「おとめ座」。

88星座の中で2番目に大きい星座で、「スピカ」という一等星を持っています。

おとめ座は誕生12星座の1つで、10月11月の誕生星座です。

秋の星座が何で春に見れるの?と思われるかもしれませんが、それには理由があります。

誕生12星座は「黄道12星座」とも呼ばれています。

この「黄道」というのは太陽が通る道のこと。

誕生12星座は太陽の通り道に12この星座が並んでいるんです。

そして誕生月の星座は太陽が昇っている昼間に現れるので、その月の夜には見えないんです。

だから数カ月ずれたように見えるんです。

もし自分の誕生星座が見たい!という方は3~4か月前の夜空を見てみてください。

 

【しし座】


もう一つ誕生12星座をご紹介します。

それがこちら。「しし座」です。

一等星の「レグルス」という赤い星が心臓部分と言われています。

またしっぽの辺りにある明るい星は、「春の大三角」のひとつ、「デネボラ」です。

しし座は頭が「?」を反転させた様な形で、前足を曲げて、後ろ足を伸ばして走っているような特徴的な星座です。

星の並びがまさにししを連想させるような、とっても分かりやすい星座なので

初心者の方でも見つけやすい星座なんです。

【北斗七星】


みなさんも一度は耳にしたことがあるであろう「北斗七星」。
これはおおぐま座の一部になります。

ではなぜそんなに北斗七星が有名なのかというと、特徴的な星の並びということもありますが、北斗七星が分かれば「北極星」が見つけられるからです。


北斗七星の柄杓部分(1番目と2番目の星)を繋いだ線を5倍伸ばしていくと見つかるのですが、これはぜひ実際の空でやってみてください!

北極星は夜空の中心の星。この星は唯一動かない星なんです。どの星もこの北極星を中心に反時計回りに回っています。

なので、この北極星が分かれば方角も分かります。昔は携帯や方位磁石なんて便利なものはなかったので、この北極星を目印にして旅をしていたそうです。



どうでしたか。

いや、こんなにいっぱい説明があっても実際の夜空で見つけられないんだよ!

という方に、最後に春の星座の見つけ方のポイントをお伝えします。

それは「まずは北斗七星を見つけよう!」ということです。

有名な形なのでじっくり観察していけばきっと見つけられます。北斗七星が分かれば北極星が分かります。北極星が分かれば方角が分かります。

方角が分かれば、どの方向に何の星座があるかが分かるようになってきます。

こうやって星座を探していくと自然と頭に入ってくるんです。

どう?なんかワクワクしてこない??



もっと星座について知りたい!神話も聞きたい!という方はぜひ

天空の楽園Night Tourに参加してみてください!

今実際に見えている星座を解説してくれたり、その星座の見つけ方、方角などを教えてくれたりと様々なお話をしてくれます。

ここでしか聞けない面白い話が盛りだくさん!

ぜひ一度行ってみてね

 

 

-おまけ-

【こぐま座・おおぐま座】

ここで一つ、神話をご紹介したいと思います。

春の星座のひとつ、こぐま座・おおぐま座は親子の星座です。


そこには悲しい神話があるんです。



月の女神・アルテミスに仕えるカリストはとても美しい女性でした。

ある日、神々の王、大神・ゼウスに見初められたカリストは、アルカスという男の子を産みました。

しかし、そのことがゼウスの妻・ヘーラに知られてしまいました。

嫉妬深いヘーラカリストの話も聞かず、怒ってカリストを醜い熊の姿に変えてしまいました。

そして地上の世界に追放されたカリストは、熊の姿のまま、森で暮らすことになりました。

一方、カリストが産んだアルカスは立派な狩人に育っていました。

ある日、アルカスはいつものように森で狩りをしていると、一匹の熊に出会いました。

実はその熊はアルカスの母親、カリストでした。カリストは一目で自分の息子だと分かり、嬉しさのあまり駆け寄っていきました。

しかし、アルカスは熊に変えられた母親だとは思いもしません。

熊が襲いかかってくると思ったアルカスは弓を構えました。

するとその瞬間、大神ゼウスが現れ、アルカスを子熊の姿に変えてしまいました。

そして、いつまでも二人一緒にいられるようにと星座にしました。



という神話が伝えられています。

春の星座が出てきたら、ぜひ、2匹仲良く並んでいる姿を見てみてください。

北極星と北斗七星が2匹の目印です。

 

 

 

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